| 仏具に鳴物が多い理由 
 仏教寺院で用いられている、音を出す用具は多いです。
 梵鐘(大鐘・釣鐘)・喚鐘(半鐘)・大磬・磬・引磬・魚鼓・魚板・木魚・桴・太鼓などです。
 これらの鳴物の使用目的は、大きく分けると二つになります。
 1.時を知らせる為
 2.読経のリズムを調える為
 尚。1の時を知らせる事にも、二つの目的があります。1.毎日一定の時間に打つ事によって、人々に時間を知らせたのであり、これは、一般に時計がなかった時代には極めて便利だったことでしょう。
 2.儀式や法座が始まることを知らせたり、食事や修行が始まることを知らせたりするためです。
 
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