通夜/葬儀の流れ

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枕経

枕飾りが整った後、方丈さんを迎えて遺体に最初の読経をする。これが枕経です。

枕経

ご遺体を、お棺に入れた時の読経の事。納棺とも言う。

仮通夜

葬儀を三日間で行えない場合、通夜を2回行いますが、その最初のお通 夜で、尚かつ出棺・火葬の前日の夜に行う仮のお通夜の事です。意味は本通 夜と同じです。

本通夜

故人が残した生前の悪因縁を読経供養することで残された遺族に残さないように懺悔し、読経の功徳によって滅罪し、清浄な彼岸の世界へと導かれます。

出棺

木棺に入ったご遺体が前夜の通夜会場(自宅・通 夜会館金剛閣等)から火葬場にて荼毘に付される時にお棺が出るので出棺と言います。
尚、出棺の際、葬儀社方が準備してくれるものの他に故人の愛用品(不燃物は避けて下さい)も用意するとよいでしょう。

葬儀と告別式

●葬儀
人が亡くなった時に葬儀をするのは、仏様にお願いし、御本尊釈迦牟尼佛に故人をあの世の彼岸の世界で成仏するために導いてもらい、故人に現世の仏教の教えや戒律を授け、仏の位 に導かれ、仏教徒になる荘厳な儀式が葬儀の意味です。

●告別式
告別式は、故人に縁のある人たちがお別れの挨拶をする儀式です。葬儀と告別 式とは別のものですが、近年一般には葬儀に引き続き告別式を一緒に行います。

繰り上げ予修法要

(初七日~四十九日~百ヶ日)
人が亡くなると死出の旅が始まり、次に生まれるところが決まるまで、七日目ごとに裁きを受け続けるといわれます。
そして、どんなに遅くとも七七日(四十九日)には、すべてのものが次に生まれる世界が決定される、といわれています。
この間、遺族は、初七日、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日、七七日と七日目ごとに法要を行い、故人の罪を少しでも消してあげ、より善い世界に生まれ変わらせようと善根を積みます。これが追善法要です。

普通、二七日、三七日、四七日、六七日の法要は身内だけで簡単にすませます。特に大切に営むのは、三途の川を渡るという初七日、閻魔大王の裁きを受けるという五七日(三十五日)、次の生が決定するという七七日(四十九日)です。この日は、方丈さんに読経供養してもらいます。

埋骨・納骨

預骨と永代納骨
納骨堂に納骨するには、預骨と永代納骨があります。預骨は仮納骨ともいい、墓地がすぐに間に合わない人や、郷里に納骨するまでの間、葬儀を営んでもらったお寺や、霊園の納骨堂に預ける場合です。これも、一周忌とか三周忌などの区切りにはけじめをつけます。

納骨
納骨の日が決まったら、菩提寺の方丈さんに連絡して打ち合わせ、石材店に墓石を開けてもらう手配を忘れないようにします(納骨料が必要)。出席する遺族・親族にも連絡します。参加者は普通 、喪服で、「御仏前」「御供物料」「御供」を持参します。遺骨を墓に納めるときには、火(埋)葬許可証が必要です。認め印も忘れないこと。埋葬とは本来遺体を土葬することで、焼骨を墓に納めることは法的には埋蔵といいますが、今は、一般 的には納骨(埋葬ともいう)といっています。

納骨の法要は菩提寺の御本尊の前で行われます。墓地の有る方は、葬儀当日に納骨(埋骨)する事も仙台では有ります。

塔婆 お膳

納骨式はお墓の前で行います。墓石を開けてもらい、施主が納骨します。花・ローソク・線香をそなえ、塔婆を立てます。塔婆はあらかじめ菩提寺の方丈さんに頼んでおきます。
墓前にて読経し、参加者全員で焼香します。

戒名

戒名とは、仏さまの弟子になったという証明の名前です。仏さまの教えを信じて戒を守り、教えに従って生活していきますと誓ったときに授けられます。本来は生きている間につけていただくことが好ましいものです。

かつては、どんなに身分の高い人でも仏さまの前では平等なので、戒名は二字でした。後の時代に、社会に尽くした人や信仰心の篤さ、人柄などを考えて、○○院という院号や、それぞれの宗旨特有のものが加わって四字以上の形式が生まれました。その位 にも、信士・信女、あるいは居士・大姉などが使われるようになりました。これらのすべてをひっくるめて「法号」といいますので、「戒名」と「法号」は厳密にいえば別 になりますが、現在では同じ意味に使われています。

戒名は、仏さまの教えを教示して下さった方からつけていただくもので、自分で勝手につけるものではありません。一般 には、亡くなった後に菩提寺の方丈さんにつけていただくことが多くなっています。葬儀のときに戒名をつけていただくのは、仏さまの弟子になり、仏さまのお導きをいただくためです。

戒名は、日頃の信仰心の篤さ、人柄、また、社会の貢献度、あるいは宗派やお寺に対する貢献に従って授けられるもので、金銭で買うというものではありません。日頃の心掛けが大切です。