仏像・仏画について

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仏像の髪の毛が丸い理由

仏像の髪の毛が丸い理由


仏像の髪の毛は丸く、巻き貝のようになっています。これを螺髪(らほつ)といいます。

釈迦は成道する前には髪の毛を長く結い上げていましたが、成道したのちはその髪を短く切ったらしく、螺髪になっています。
仏像の髪の毛が丸いのは、おそらく、仏の高貴な姿を表すのに、常人にはない特異な形を当時の仏師たちがあみだしたのでしょう。

ちなみに、螺髪は宝冠をかぶった大日如来を除いて、釈迦や阿弥陀、薬師などの如来像の一つの特徴になっており、髪を垂らした他の菩薩像と容易に区別することができます。