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木魚や鐘、太鼓の由来
木魚や鐘・太鼓の由来

木魚の名のおこり
一説によると、魚は昼夜ともにつねに目醒めているので、それをたたくことによって人々を怠惰や惰眠から目醒ますのだそうです。

木魚の叩き方
1.頭うち
頭字にポンとうつ方法。わが国では浄土真宗を除いた各宗派が採用しています。
2.間(あいだ)うち
頭字を読んだ直後にうつシンコペーションを浄土宗では採用しています。

鐘について
鐘はもともと梵鐘や喚鐘(かんしょう)といわれています。
梵とはブラフマンというインド教の最高原理の音訳で、梵鐘とはインドから伝わった鐘という意味です。

太鼓について
太鼓は「華厳経(けごんきょう)」に「正法の鼓を打ち、十方刹を覚悟せしむ」とあるのでずいぶん古くから使われていたに違いなく、インドでは奏楽のほか、時報にも用い、西域では主要な楽器のひとつになっています。中国では、隋の時代に既に用い、唐時代には鼓楼をたてて時を知らせたことが伝えられており、わが国ではこれを鐘楼と対にたてるならわしになっていました。