仏壇・墓について

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仏壇の種類

仏壇の種類

お仏壇は仏像を安置する場所であるから、仏像や仏間の造りに見合った素材が用いられ、当然多種にわたります。

初めの頃のお仏壇は、石壇・土壇・木壇などと呼ばれ、石・土・木で造られていました。
現代のお仏壇は、
1 唐木仏壇
2 金仏壇(塗仏壇)
  の二種に大きく分けられます。

まず1の唐木仏壇について。
用いられる素材は紫檀(したん)、黒檀(こくたん)、鉄刀木(たがやさん)、桑、屋久杉、けやきなどのほか白木のお仏壇もあります。
紫檀は、ご存知のように、熱帯産の赤味をおびた黒色の硬い材質。重量感があって、木目が美しく、細工がしやすいというお仏壇の特色を満たしています。

お仏壇を求める時に注意しなけれぼならいことは、宗派によってお仏壇の形が定まっているということです。たとえば、浄土真宗の場合、東本願寺(大谷派)は宮殿の型が御坊様(ごぼうよう)、西本願寺は出妻(でづま)、白木は新宗教の中の一宗といった定めがあるからです。

次は塗仏壇で、正式には漆塗(うるしぬり)仏壇と呼びます。
その名のとおり、漆塗りの金ピカ仏壇。

このほかに、最近ではお仏壇の材質に、合板やアルミニウム、プラスチックなどが用いられているのは現代的であると同時に、従来のお仏壇の耐火、防水に弱い面を考えたものといえましょう。